産経新聞のエッセイに7年前に出したCD[おねむりなさい」のことを書いたら、なんと、購入希望のマールが次々と入ったもです。すずしいいところにお出かけ中だったのですが、びっくりして急ぎ自宅に戻り、CDの送付をしました。
その方々の中に、一人だけ「住所を教えて」とメールを出したのですが、届かずに戻ってきた方がお一人いて、CDがおくれない方が・・・。ニューヨークにおられるお孫さんに持っていきたいとのこと。もし、このブログをご覧になったら、住所をお知らせくださいませ。
メールって、設定次第で、届いたり届かなかったり、迷惑メールになっちゃったりしますよね。
それがなかなかやっかいです。
ちなみに、CDは、とても喜んで頂けて、楽譜付きなので、歌ってますよ~、歌うだけでいやされていますよ~、とのご返事を頂き、私にはとてもハッピーな夏となって、元気が溢れてきました。
ちなみに、新聞に書いたエッセイは以下のようなものです。
「家族がいてもいなくても510」
この夏は、ささやかだけれど、いいことがあった。
ニューヨークに暮らす日本女性からメールが届いたのだ。なんと私の作った「おねむりなさい」というタイトルのCDを購入したい、と言ってきたのだ。
しかも10枚も!5年前にこの子守唄を聞き、その温かなメロディに涙が止まらなかったなんてメールに書いてあった。それをずっと忘れられずにいて、ついにネットで探して見つけてくれたとか。
彼女はニューヨークで妊婦さんの支援をしていて、お母さんたちに聞かせたいというのだ。思わず、おおっ、と声をあげてしまった。ほんとうに嬉しかった。
というのもこのCDは七年前にNPOの人形劇団を立ち上げた時に作ったものだった。一緒に制作した資金稼ぎのTシャツや布バッグは売り切れたのに、一番情熱を注いでみんなで作ったこのCDは売れ残り、私がすべてを引き取った。
そもそも、この曲は人形劇の挿入歌で、「不眠症のお姫さま」を眠らせる魔法の歌。私が歌詞を書き、コーセイさんという一風変わった作曲家が優しくも甘~いメロディをつけた。
「夜空の星よりきらめくひとみ/マシュマロよりもやわらかなほっぺ/なんていとしいお姫さま・・・」
この歌を囁くように歌いながら、抱いて部屋の中をゆっくり歩くと,生まれて半年ほどだった孫娘はすーっと眠りについた。
それで「おねむり保証子守唄」なんてキャッチをつけた。
なにしろ、なかなか眠らない赤ん坊に苦労するお母さんが少なくない。CDで曲を覚え、わが子を愛しいと思って自分で歌ってほしいと、カラオケと楽譜までもつけた。当時は、お孫さん誕生祝いにと知人に渡したりしていたが、限界があった。
つまりは、こちらに販売能力がまったくなく、ほとんど更新もしないホームページに載せたまま、注文があるといいのになあ、とだけ長く思い続けていたのだ。
この夏、日本にホームスティ中の娘さんが購入しに来ると言うので、ワクワクして待ち、無事、CDを託すことができた。
というわけで、「不眠症のお姫様を眠らせる歌」が、これからニューヨークのどこかで流れると思うと、この私としてはとてもシアワセな気持ちになる。ちなみに、この子守唄で眠らせた孫娘は、すでに7歳となり小学生。今や布団に入ったとたんに眠りに落ちてしまうらしい。
コメントをお書きください
関久美子 (土曜日, 08 6月 2019 01:34)
本日初めて記事を読ませていただきました。ニューヨークのお母さんです。今も母乳で育てたいというお母さんにお手伝いをしています。子守唄の紹介でお話をさせていただきました。
本当に素敵な子守唄ですね。