2022年はブログを書くのも忘れ果てていた一年でした。
と言うのも、「原っぱ」プロジェクトの立ち上げから野外人形劇の公演まで、それはそれは忙しく、ようやくほっとして、そろそろブログを更新しよう、と思ったら、なんとなんとこの一年、なに一つ書かず、すでに12月を迎えていたのでした。
私は、人形劇の公演の実現で疲れ果て、膝を痛め、ヘロヘロになってしまいました。
年甲斐もなく、やり過ぎたのでした。
そして、ようやく、息を吹き返し、頑張ろう! と思ったら、すでに年の瀬でした。
新年になってしまう前に、なんとか今年のことは今年中にと、頑張って記録しておきまする。
2022年総集編
夏の野外人形劇公演にみんなで挑戦!・うりさんの小さな話
夏の終わりに、人形劇の公演を原っぱで実現しました。
六十代から八十代、世間で高齢者と呼ばれるサ高住の入居者有志、十数人での初公演です!
ま、前代未聞の快挙、と言っていいでしょう。
なにしろ、この野外劇場の舞台は本物の木々や植物で作ったのです。
原っぱに、原っぱの舞台を作り、かなり本格的、仲間が黒子の被り物まで作ってくれたのでした。
二日間の公演でしたが、なんと午前中雨が降っていたのですが、どちらの日も,公演時間まじかになると、ぴたりと雨は止んだのです。
私は、晴れ女、と言われました。
台本、人形美術、音響、台詞、人形遣い・・・、全部、自分たちでやりました。
不思議な不思議な人形劇でしたが、地域の方も、入居者の方も、合わせて7~8十人が見に来てくださり、客席から「ブラボー」との声があがりました。東京から、わざわざ友人も見に来てくれました、です。
また、産経新聞の坂本慎平さんが、二百枚にも及ぶ写真を撮ってくれて、産経新聞の栃木版に写真と共に記事が掲載となりました、です。
これが、新聞に載った記念写真です。
私は白髪のかつらをかぶっています。
お話の主人公のうりさんが、「ワタシ、こんなのやんな~い」と
練習中に、突然、役を降りてしまったのです。
で、演出の私が、責任を取り、急遽、代役をやったわけです。
なんでもありの原っぱ人形劇なのでした。
公演後は、原っぱで打ち上げです。ビールで乾杯しました。
赤い屋根のコーヒースタンドは、ガクちゃんが作ったくれたものです。車が付いていて、可愛いスタンドです。
原っぱでなにかイベントをやる度に活躍してくれるはずです。黄色いドレスでカンツォーネを歌うのは、田中さん。私は彼女と同じ時期にゆいま~るに入居したのです。彼女は、仕事のリタイア後、ブラジルの青年協力隊? でボランティアをしていた元教師。
ともあれ、高齢者しかいないおかげで、誰も自分が高齢者だと意識せずに、いつも少年、少女のような気分で暮らしています。
それが、私たちの元気の素かなあ、といつも思います。
さて、ついでのご紹介。
12月20日に「ここが終の住処かもね」というサ高住を舞台にした小説を出版しました。
私としては、シニア女性向けの気軽に読み捨てできるライトノベルを目指して、書きました。
でも、これを読むと、高原に作られた「サービス付き高齢者住宅」での暮らしとはどういうものかが分かります。読んでいただけたら、嬉しく思います。
コメントをお書きください
川村 澄子 (金曜日, 30 12月 2022 19:52)
初めまして、栃木の隣群馬に住んでいる来年が60代最後の年になる者です。
毎週金曜日に連載される久田様のエッセイを楽しみにしていまして、これを読むためにサンケイ新聞を購読しているといっても過言ではありません。
実家、嫁ぎ先とサンケイ新聞で私には慣れ親しんでいます。現在はネットでニュースや他の情報も早く知ることができますが朝食後にゆっくり紙面をめくる時間は豊かなひと時で休刊日や久田様のエッセイがお休みの時は朝の楽しみが半減します。
サ高住の生活は憧れですが病気持ちで複数の病院通いの身には金銭的にも叶いませんが、エッセイを読みながら自分もその場所に居るような気分になります。
お身体大切に一日も長く久田様のエッセイが続く事を願ってやみません。長文駄文失礼いたしました。(新刊買います)
久田恵 (日曜日, 01 1月 2023 18:40)
ついに年が明けました。
川村澄子様 新年おめでとうございました。産経新聞の
「家族がいてもいなくても」を読んでいたき、うれしいです。
このブログも、もう少し、頻繁に書くようにしようと思っています。
周りからフェイスブック二しなさい、と言われるのですが、まだ熟達できてないのですが今年の課題にしますね。